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コラム

共有名義のデメリット総まとめ|売却・賃貸・リフォームは“全員同意”が必要?

共有名義、実は「何も自由にできない」状態かもしれません。

共有名義の不動産と聞くと、「少し不便そうだけど、まあ何とかなるだろう」そんな印象を持っている方も多いのではないでしょうか。

実際、共有にした直後は特に困ることもなく、「今すぐ売る予定もないし」「当面そのままでいいか」と、深く考えないまま持ち続けているケースが少なくありません。

ただ、共有名義の不動産は、思っている以上に自由がきかない状態です。

売却しようとすると全員の同意が必要。
賃貸に出そうとしても、話し合いが欠かせない。
老朽化したから修繕しようと思っても、共有者の誰かが反対すれば話は止まります。

「自分の持分があるのだから、ある程度は自由にできるはず」
そう思っていると、あとで現実とのギャップに驚くことになります。

問題なのは、こうした不都合が、持っているだけでは見えにくいことです。
本当に困るのは、
売りたい、貸したい、直したい——
何か動こうとしたその瞬間です。

この記事では、共有不動産を所有している人が直面しがちなデメリットを、「総まとめ」として分かりやすく整理していきます。

今はまだ困っていなくても、知らないまま持ち続けること自体がリスクになる。
まずはその前提から、確認していきましょう。

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もくじ

第1章|共有名義とは?意外と知られていない基本ルール

「共有名義」と聞くと、複数人で一つの不動産を持っている状態、というイメージを持つ方が多いと思います。
それ自体は間違いではありませんが、実は細かいルールまでは、あまり知られていません。

共有名義の不動産には、それぞれの所有者に「持分」と呼ばれる割合が割り当てられています。
兄弟で半分ずつなら持分は2分の1ずつ、3人で共有していれば3分の1ずつ、といった具合です。

ここでよくある勘違いが、「自分の持分があるのだから、その分は自由に使えるはず」という考え方です。

実際には、この認識はほぼ間違いと言っていいでしょう。

「持分がある=自由に使える」わけではない

持分とは、あくまで権利の割合を示すものです。
「建物の半分を自由に使える」「土地のこの部分は自分のもの」
という意味ではありません。

不動産は一つのまとまりとして存在しているため、使い方や処分の仕方については、どうしても共有者同士の合意が必要になります。

その結果、「自分の持分なのに、思うように動かせない」という状況が生まれやすくなるのです。

民法で決められている、共有不動産の基本ルール

共有名義の不動産については、民法で大きく分けて3つの行為が定められています。

細かい条文を覚える必要はありませんが、考え方として知っておくと理解しやすくなります。

保存行為

現状を維持するための最低限の行為です。
たとえば、壊れた鍵を直す、雨漏りを一時的に防ぐ、といったもの。
これは、原則として単独でも行えるとされています。

管理行為

不動産をどう使っていくか、という判断に関わる行為です。
賃貸に出すかどうか、管理方法をどうするか、といった内容がこれに当たります。
この場合は、共有者の過半数の同意が必要になります。

変更行為

不動産の価値や形を大きく変える行為です。
売却や建て替え、大規模なリフォームなどが典型例です。
こうした行為には、共有者全員の同意が原則必要になります。

つまり、共有名義の不動産は、「自分の持分があるから好きにできる」ものではなく、何か大きな判断をしようとするほど、他の共有者の同意が欠かせない仕組みなのです。

この基本ルールを知っているかどうかで、共有名義に対する見方は大きく変わってきます。

第2章|売却できない――たった1人の反対で話が止まる現実

共有名義の不動産で、まず壁になるのが「売却」です。

「自分の持分もあるし、売ろうと思えば売れるだろう」
そう考えている方も少なくありません。
ところが現実は、そう簡単ではありません。

不動産を売却する場合、原則として共有者全員の同意が必要になります。
つまり、どれだけ合理的な理由があっても、誰か一人が反対すれば話はそこで止まります。

よくある「反対」の理由

売却に反対する理由は、必ずしも特別なものではありません。

たとえば、

・「思い出のある家だから、まだ手放したくない」
・「その価格では安すぎる気がする」
・「今は売るタイミングじゃないのでは」

どれも、本人にとってはもっともな理由です。
ただ、共有という形を取っている以上、その一言で全体の話が止まってしまうのが問題なのです。

相続した直後は意見がそろっていても、数年たつと生活環境や考え方は変わります。
「いずれ売ろう」という話が、いつの間にか噛み合わなくなる。
これは、決して珍しいことではありません。

売りたい人だけが動けないストレス

共有名義の場合、「売りたい」と思っている人ほど身動きが取れなくなります。

固定資産税や管理費はかかり続けるのに、自分一人の判断では何も決められない。
話し合おうとしても、相手が消極的だと前に進まない。

その状態が長く続くと、「なぜ自分だけ我慢しなければならないのか」
という不満が、少しずつ積もっていきます。

売却できないという問題は、単にお金の話ではありません。
精神的なストレスを長期間抱え続けることにもつながります。

共有名義の不動産は、売りたい人が一番苦しい立場に置かれやすい。
まずこの現実を知っておく必要があります。

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第3章|賃貸に出せない――収益化すら簡単ではない

「売れないなら、いっそ貸せばいいのでは?」
共有名義の不動産について、そう考える方は少なくありません。

空き家のままにしておくより、家賃収入が入れば負担も減る。
一見、合理的な判断に思えます。

ところが、共有名義の場合、賃貸に出すこと自体が簡単ではありません。

賃貸にも「同意」が必要になることがある

賃貸は売却ほど大きな決断ではないように見えますが、共有者の同意が必要になるケースがあります。

全員が賛成していれば問題ありませんが、誰か一人が「貸したくない」と言えば、話は止まります。

・知らない人に使われるのが嫌
・将来、自分が使うかもしれない
・トラブルが起きそうで不安

こうした理由で反対されると、賃貸という選択肢自体が消えてしまいます。

「勝手に貸す」と、ほぼ確実に揉める

中には、「自分の持分もあるのだから」と考えて、他の共有者に十分な説明をせず、賃貸を始めてしまうケースもあります。

ただ、これはほぼ確実にトラブルになります。

後から
「そんな話は聞いていない」
「勝手に決められた」
と不満が噴き出し、関係が一気に悪化することも珍しくありません。

たとえ家賃収入が出ていても、共有者間の信頼が崩れてしまえば、元も子もないのです。

家賃の分け方、管理は誰がやるのか

仮に賃貸に出せたとしても、次に問題になるのが、家賃の配分と管理の話です。

・家賃は持分割合どおりに分けるのか
・修繕費や管理費は誰が立て替えるのか
・入居者対応やクレーム対応は誰がするのか

こうした点をきちんと決めていないと、
「手間ばかりかかっている」
「収入に見合わない」
といった不満が出てきます。

結果として、賃貸にしたはずなのに、共有者同士の関係だけが悪くなってしまうことも少なくありません。

共有名義の不動産は、「貸せば解決」というほど単純ではない。
これも、実際に多く見られる現実です。

第4章|リフォーム・修繕が進まない――老朽化しても放置されがち

共有名義の不動産で、次に問題になりやすいのがリフォームや修繕が思うように進まないという点です。

屋根の傷みや外壁の劣化、設備の老朽化。
本来であれば、早めに手を入れた方がいいと分かっていても、共有名義だと、そう簡単にはいきません。

【大きな修繕ほど「全員の同意」が必要になる】

ちょっとした応急処置ならともかく、費用がかかる修繕やリフォームになると、共有者全員の同意が必要になるケースがほとんどです。

たとえば、

・雨漏りを根本的に直したい
・外壁や屋根を全面的に補修したい
・古くなった設備をまとめて入れ替えたい

こうした話を持ち出すと、必ずと言っていいほど、意見が分かれます。

「まだ使えるのでは」
「そこまでお金をかける必要があるのか」
「今は出費を抑えたい」

誰か一人でも消極的だと、話は前に進みません。

お金の負担が、さらに話をややこしくする

修繕やリフォームの話がこじれやすい理由の一つが、お金の負担をどうするかという問題です。

・費用は持分割合どおりに出すのか
・実際に使っている人が多く負担すべきなのか
・立て替えた場合、きちんと精算されるのか

こうした点が曖昧なままだと、「自分ばかり損をするのでは」という不安が先に立ちます。

結果として、話し合い自体が避けられるようになり、必要な修繕が先送りされていきます。

放置されるほど、選択肢は減っていく

修繕をしないまま時間が経つと、建物の状態は確実に悪くなります。

・資産価値が下がる
・賃貸にも出しにくくなる
・売却しようとしても条件が悪くなる

それでも、共有名義という構造は変わらないため、「直すか、手放すか」という判断すらできないまま、ただ劣化だけが進んでいくこともあります。

共有名義の不動産では、直したい人が一番身動きが取れない
この現実に直面して、初めて問題の大きさに気づく方も少なくありません。

「そのうち考えよう」と後回しにしている間に、取り得る選択肢が静かに減っていく。
それが、共有名義におけるリフォーム・修繕の落とし穴です。

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第5章|固定資産税や維持費が、じわじわ効いてくる

共有名義の不動産は、使っていなくても、毎年きちんとお金がかかります。

固定資産税、火災保険、管理費。
空き家であれば、草刈りや最低限の手入れも必要です。
金額だけを見ると、それほど大きくないように感じるかもしれません。

ただ、この「毎年必ず出ていくお金」が、共有名義では思わぬストレスになります。

そもそも「誰が払うか」が決まっていない

実際の相談で多いのが、「気づいたら、ずっと自分が払っていた」というケースです。

・納付書がたまたま自分に届いている
・連絡するのが面倒で立て替えている
・他の共有者も、深く考えていない

最初は気にならなくても、年数が経つにつれて、だんだん引っかかってきます。

本来は、持分に応じて負担するのが原則ですが、きちんと取り決めをしていないまま、なんとなく続いていることも少なくありません。

使っている人・使っていない人のズレ

共有不動産でよくあるのが、一部の人だけが実際に建物を使っている状況です。

住んでいる側からすると、「自分が管理している」「手間をかけている」という意識があります。

一方、使っていない側から見ると、「なぜ利用していないのに、同じように負担するのか」
という気持ちが生まれます。

この認識のズレは、固定資産税や修繕費の話になると、一気に表に出てきます。

支払わない人が出てくると、空気が変わる

さらに厄介なのが、「今回は払えない」「必要性を感じない」といった理由で、支払いに消極的な共有者が出てきた場合です。

そうなると、誰かが立て替えるか、話し合いをするか、どちらにしても負担が偏ります。

立て替えが続けば、「このまま自分だけが損をするのでは」という不安が生まれ、関係にも影響します。

固定資産税や維持費の問題は、金額そのものより、不公平感が少しずつ積み重なることが一番の問題です。

共有名義の不動産は、何もしなくても、こうした負担と向き合い続けることになる。
この現実を、軽く考えすぎない方がいいかもしれません。

第6章|共有者が増えると、一気に身動きが取れなくなる

共有名義の不動産で、じわじわと効いてくるのが「共有者が増えていく」という問題です。

最初は兄弟2人、あるいは3人。
顔も分かり、連絡も取れる。
その段階では、まだ何とかなる気がします。

ただ、この状態は永遠には続きません。

相続が起きるたびに、共有者は増えていく

共有名義の持分は、共有者が亡くなれば、そのまま次の相続人に引き継がれます。

たとえば、兄弟2人で共有
それぞれに子どもが2
次の相続で共有者は4
さらにその次で8……

特別なことをしなくても、共有者は自然に増えていく仕組みになっています。

しかも、増えるのは人数だけではありません。
年齢も、住んでいる場所も、関係性も、どんどんバラバラになります。

連絡が取れない人が出てくる現実

共有者が増えると、必ずと言っていいほど出てくるのが、
「連絡が取れない人」です。

・どこに住んでいるか分からない
・連絡先が変わっている
・そもそも面識がほとんどない

こうなると、売却や賃貸、修繕といった話は、事実上ストップします。

全員の同意が必要なのに、全員に連絡すら取れない
これは、共有不動産では珍しくありません。

人数が増えるほど、話はまとまらなくなる

仮に連絡が取れたとしても、人数が増えれば増えるほど、意見がそろう可能性は下がります。

考え方も、生活状況も違う人たちが、一つの不動産について同じ判断をする。
それ自体が、かなり難しい話です。

結果として、「誰も反対していないのに、誰も決められない」そんな状態に陥ることもあります。

気づいたときには、整理できない不動産に

共有者が増え切ってしまうと、不動産を整理しようとしても、手間も時間も、かかる桁が変わってきます。

話し合いではどうにもならず、法的な手続を取らざるを得なくなるケースも少なくありません。

そして多くの人が、そこで初めて気づきます。
「もっと早く手を打っておけばよかった」と。

共有名義の問題は、放っておくほど、解決が難しくなる
6章で伝えたいのは、この一点です。

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第7章|「今は困っていない」からこそ、いちばん危ない

共有名義の不動産について相談を受けていると、かなりの確率で、こんな言葉が出てきます。

「今のところ、特に困っていないんです」
「大きな問題は起きていません」

確かに、何も動かさなければ、共有名義はしばらく表面上は静かなままです。
売らない、貸さない、直さない。
そうしていれば、トラブルは起きません。

ただ、それは問題がないのではなく、問題が表に出ていないだけです。

困るのは、必ず「何かしようとしたとき」

共有名義の不動産で本当に困るのは、売却、賃貸、修繕といった「動こう」とした瞬間です。

・売りたいと思ったら、反対される
・貸そうとしたら、話がまとまらない
・直そうとしたら、お金の話で止まる

こうした不都合は、何もせずに持っている間は見えてきません。

だからこそ、「今は大丈夫」という感覚が生まれやすいのです。

時間が経つほど、状況は複雑になる

共有名義の厄介なところは、時間が味方にならない点です。

・共有者が高齢になる
・相続が発生して人数が増える
・連絡が取りにくくなる
・感情的なわだかまりが積み重なる

こうした変化は、少しずつ、確実に進んでいきます。

そして気づいたときには、「話し合いで解決できる段階」を過ぎている。
これも、よくある流れです。

「何も起きていない今」が、実は一番動きやすい

皮肉なことに、共有名義を整理するのに一番向いているのは、まだ揉めていない今です。

感情がこじれていなければ、冷静に選択肢を考える余地があります。
人数が少なければ、話も通しやすい。

逆に言えば、問題が表面化してからでは、取れる手段は一気に限られてしまいます。

「そのうち考える」は、たいてい後悔につながる

共有名義の不動産は、放っておいても自然に良くなることはありません。

何もしなければ、できることが少しずつ減っていくだけです。

「今は困っていないから」
この一言が、将来の選択肢を狭めてしまうこともあります。

お伝えしたいのは、動くべきタイミングは、問題が起きてからではないという点です。

第8章|共有名義のデメリットを、ここで一度整理しておく

ここまで読んで、「共有名義って、思っていたより厄介だな」と感じた方も多いかもしれません。

ただ、情報が積み重なると、何が問題で、どこが一番のネックなのか、分かりにくくなることもあります。

そこでこの章では、共有名義のデメリットを一度まとめて整理しておきましょう。

共有名義で起きやすい不都合一覧

まず、大前提として押さえておきたいのは、共有名義の不動産では「単独で決められることが極端に少ない」という点です。

具体的には、次のような問題が起こりがちです。

・売却したくても、全員の同意がなければ進まない
・賃貸に出そうとしても、反対が出れば止まる
・リフォームや大きな修繕が、話し合いの段階で止まりやすい
・固定資産税や維持費の負担で不公平感が生まれる
・住んでいる人と、そうでない人の間で温度差が出る
・相続を重ねるうちに共有者が増え、連絡すら難しくなる

一つひとつを見ると、「まあ、話し合えば何とかなるのでは」と思えるかもしれません。

ですが、これらは同時に、そして連鎖的に起きることが多いのが実情です。

問題は「不便」ではなく「身動きが取れない」こと

共有名義のデメリットは、単に手間がかかる、面倒だ、という話ではありません。

本当の問題は、何かしようとしたときに、何も決められなくなることです。

・売りたいのに売れない
・貸したいのに貸せない
・直したいのに直せない

その状態が何年も続くと、不動産は資産ではなく、「抱え続けるだけの存在」になってしまいます。

今は小さな問題でも、積み重なると大きくなる

共有名義の不都合は、最初から大きなトラブルとして現れるとは限りません。

最初は、
「ちょっと話が進まないな」
「なんとなくモヤっとする」
その程度の違和感です。

ただ、その小さな引っかかりを放置していると、時間とともに状況は複雑になり、後から整理しようとしたときには、思っている以上に大きな労力が必要になります。

共有名義のデメリットを正しく理解することは、「すぐに何かを決める」ためではありません。

これ以上、問題を大きくしないために、今の状況をどう捉えるかを考えるためです。

次の章では、こうしたデメリットを踏まえたうえで、「では、どう向き合っていくべきか」という視点から、現実的な考え方を整理していきます

第9章|今からできる、現実的な向き合い方

ここまで読んで、共有名義の不動産に対して、「このままでいいのだろうか」と感じ始めた方もいるかもしれません。

ただ、気づいた時点ですぐに何かを決断しなければならない、というわけではありません。
大切なのは、放置し続けないことです。

まずは「現状」を正確に把握する

最初にやるべきなのは、感情的な話し合いではなく、事実の整理です。

・共有者は何人いるのか
・それぞれの持分はどうなっているのか
・誰が実際に使っているのか
・費用の負担はどうなっているのか

こうした点を紙に書き出すだけでも、見えてくる問題は変わってきます。

「なんとなく分かっているつもり」から、「客観的に把握している」状態に変えることが第一歩です。

無理にまとめようとしない

共有名義の話し合いでよくあるのが、早く結論を出そうとして、かえってこじれてしまうケースです。

・誰かを説得しようとする
・自分の正しさを押し通そうとする
・感情論で話を進めてしまう

こうなると、話は前に進みません。

共有名義は、急いで解決しようとすると、かえって難しくなることもあります。

「選択肢」を知っておくことが重要

今すぐ何かを決めなくても、「どんな選択肢があるのか」を知っておくことには意味があります。

・共有を解消する方法
・持分を整理する方法
・将来に向けて備える方法

これらを知っていれば、状況が動いたときに、慌てずに対応できます。

何も知らないまま時間だけが過ぎるのが、一番避けたい状態です。

第三者の視点を入れるという選択

共有名義の問題は、当事者同士だけで考えると、どうしても視野が狭くなります。

利害や感情が絡む以上、第三者の視点が入るだけで、話が整理されることも少なくありません。

弁護士や専門家に相談することは「争うため」ではなく、冷静に選択肢を整理するための手段です。

共有名義の不動産は、放っておいても自然に良くなることはありません。

ただ、早い段階で向き合えば、取れる道はまだ残っています。

まとめ|共有名義は「何も起きていない今」ほど、見直す価値がある

共有名義の不動産は、持っているだけでは問題が見えにくいものです。

売るわけでも、貸すわけでも、大きな修繕をするわけでもなければ、表面上は何事もなく時間が過ぎていきます。

ただ、ひとたび動こうとすると、売却も、賃貸も、修繕も、思った以上に自由がきかない。
それが共有名義の現実です。

しかも時間が経つほど、共有者は増え、事情は複雑になり、選べる道は少しずつ狭まっていきます。

「困ってから」ではなく、「困る前」に考える

共有名義の不動産で本当に厄介なのは、問題が表に出てからでは、できることが限られてしまう点です。

感情がこじれ、話し合いが難しくなってからでは、整理するためのコストも大きくなります。

だからこそ、まだ大きな問題が起きていない今こそが、見直すには一番いいタイミングとも言えます。

専門家に相談することは、「争うため」ではありません

相続や共有名義の話になると、「弁護士に相談すると大ごとになるのでは」と身構えてしまう方もいます。

ですが実際には、多くの相談は「今の状態で、どんな選択肢があるのか知りたい」
という段階です。

第三者の視点が入ることで、感情に引っ張られず、現実的な整理がしやすくなることも少なくありません。

共有名義や相続不動産の問題は、早めに状況を整理しておくだけでも、将来の負担を大きく減らすことができます。

弁護士法人 丸の内ソレイユ法律事務所では、相続・不動産問題に関する初回60分の無料相談を実施しています。

「このまま共有で持ち続けて大丈夫なのか」
「今すぐ何かする必要があるのか」
そんな疑問を整理するだけでも構いません。

何も決めていない今だからこそ、一度、専門家の視点を取り入れてみてください。
それが、後悔しない選択につながることもあります。

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