複数所有する不動産の管理に信託を利用した事例
相談者
80代女性
相談内容
相談者は、複数の不動産(収益不動産含む)を所有しているが、高齢となり、その管理が大変になってきた。また、子2名のうち1名が亡くなっており、代襲相続人となりうる孫が複数
名いる。そのため、自分が亡くなったあとに不動産が共有となって管理しにくくなったり、財産の分配で揉めたりしないか心配である。不動産の管理の負担を減らしながら、相続の際には、円滑に資産を引き継いてでくれるように準備をしておきたい。
行った対応
相談者の意向に沿うように、財産の管理、承継を目的とする信託契約の作成を行った。
配慮したポイント
- 財産の管理、処分に支障がないように信託の目的を設定
- 受託者の選定:亡き長男の配偶者(不動産管理を手伝ってくれていた)
- 各財産承継者(帰属権利者)の指定方法
など